ある日の練習
タッチラインの守備の状況をつくり
コーチ「コーチだったらこの場合7:3で縦を切るなぁ」
選手A「コーチ、そんなこと(そんなに断定的に)言わない方がいいよ。みんなの頭に残っちゃう。」
ハッとしました。
Aのように自由にものを言えるチームの雰囲気だったのがせめてもの救いです。
他のみんなにも聞いてみると
「考えすぎて眠れない(笑)」と。
そこまで真剣に考えてくれてたのか、と反省するやら嬉しいやら、、、
「教えすぎない」
ジュニアサッカーの育成の現場においていつも言われる言葉です。
しかし高学年になるとさすがに何らかのゲームモデルを示すべきではないか?
と考えモデルをつくりはじめます。
そうすると際限なく枝葉末節に至る指導プランができてしまいます。
自主性を重んじることと指導プランをつくってしまうことのジレンマ。
指導者であればどなたでも抱えている問題だと思います。
そこで私はこう考えることにしました。
コーチの言っていることはあくまでもデフォルトだと。
参考までに提案しているにすぎないと。
そして自分のつくったゲームモデルに固執せず「徹底しない」ことが大事。
あとは子どもたちが考える。
逆に徹底しないのに興味を持ってくれるような魅力的なゲームモデルをつくらないといけません。
「練習のための練習」や抽象論にならない、試合で具現化されるクリエイティブなゲームモデル。
今のところこの”教えすぎない”ジレンマにはそういう姿勢で臨もうと思っています。
参考:少年サッカーにおいてゲームモデルが必要な理由
https://kotoba-chikara.com/2019/08/20/game-model/